金利とセンチメントから資産価格を考えるブログ

毎朝更新の予定。主に日米金利、ドル円、先進国株インデックスについて。視点は経済指標、地政学、センチメント、需給、テクニカルなどもろもろ。@shenmacro


Fixed Investment
 定点観測となった感がある中国景況感について。14日に発表された中国の1〜5月の固定資産投資成長は激しい落ち込みを見せている。今までの増加ペースが速すぎるので総量を考えると成長率が低下してくるのは当たり前だが、その低下ペースが春から急激に加速しているように見える。これはよく言われているように地方債務の発散を避けるためにインフラ投資を抑えに行っているように見える。
China social lending
 同時に固定資産投資をファイナンスしていると思われる、5月の銀行融資とシャドーバンキングなどを含めた社会融資総量も先月より半減している。内訳を見ると銀行貸出は前月並みだったがそれ以外が急減速している。シャドーバンクだけでなく、デフォルトが増えて来たため社債調達も低調だ。この二つのデータを併せて見ると「中国の金融環境とインフラ投資が急激に引締まっており、成長減速は間違いない」ように見えるだろう。 続きを読む

 5月末から6月初旬にかけての北米ハイイールド債ETF SHYGの大型解約が一時話題になっていたが、その後北米ハイイールド債が凄まじく買い上げられている。本ブログは自信なさげながらもETFの大型解約はハイイールド債の需給悪化を意味するものではない、むしろ新規の現物投資家の買い集めを示唆するのではないかと推測したが、実際そうだったとしか思えないチャートとなっている。少なくとも巨額のネット売りが存在しなかったのは明らかだ。大型解約を見てハイイールド債クラッシュの予感を持った市場参加者はHYGを実際に空売りするアクセスがなかったことを幸運に思うべきだ。
SHYG Daily
 巨額解約(出来高が大きく膨らんだあたり)の後のSHYGの日足。
SHYG Weekly
 週足で見ると、クラッシュからの戻りは別として、近年稀にみる力強い上昇であることがわかる。 続きを読む

↑このページのトップヘ