CNY
 6月下旬の人民元の急落は新興国通貨全体のとどめになったが、それが一段落するにつれて新興国の通貨も下げ止まりの気配を見せている。新興国通貨が下げ止まればドル建て債務の返済可能性も上がるため、これまで散々馬鹿にしていたゴールドマン推奨の新興国のドル建て国債も一足先に反発を始めている。
EMB
 新興国ドル建て国債ETF・EMBは大きく反発している。6月中旬の安値から既に4%近く上昇した。ほとんど追いかける機会もなかった急反発である。米金利高ドル高環境下で売られはじめたものの、最後に勝手に「アンカー」などと呼んでいた人民元に気を取られていたら、火元である米金利がすっかり動かなくなったわけだ。
Asia junk bond
 すっかり雰囲気が好転したEMBを追いかけそうなものと言えば、新興国ドル建て債券の中でも最も中国に近いアジアドル建てハイイールド債インデックスの利回りは2016年年初の高値に近づいている。これと言った致命的な悪材料がない中で利回り10%からのエントリーなら早々負けない気がするがどうだろうか。

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