新年明けてすぐに発表された米中の製造業景況感は共に予想外の強さを見せた。
China manu pmi 
 中国のCaixin製造業PMIは冬に向けて減速トレンドに入りかけていたが、12月の数字は予想外のラリーを見せている。冬にかけての大気汚染対策(生産削減)、不動産市場の冷え込みなどから市場予想はさらなる減速だっただけにこの結果はサプライジングだった。
us ism manu
 ほぼ連動している米国ISM製造業景況感も12月は減速から脱している。二つの指標ともに共通点として新規受注の強さが目立った。これは景気面での心配は引き続きほとんどないことを示唆しており、新年の香港株発の世界株式指数の大幅なラリーを正当化している。

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