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 米株はさらにクラッシュ。ダウは一時1600ドルの下げと、数字としては過去最大の下げとなっている。TOPIXに続いてS&P 500も年足陰転している。VIXは37と、Brexitやドイツ銀行AT1ショックを超えてチャイナショック以来の高さとなっている。S&P 500は1月高値から8%近くドローダウンしている。 理由はあまりにも見つからないため米金利の上昇とされているが、昨日に関してはようやくリスクオフからの金利低下となっている。
VIX
 現物が高々4%しか動いていない中で最も祭っているのはVIXだろう。VIXは原資産を見ながら動いているだけでなく、XIVなどでVIXそのものを取引する投資家のロスカットを巻き込み、原資産から一人立ちして上がっているのか。そしてVIXが上昇→リスクパリティファンドが投げる→VIXが上昇、というスパイラルがあるため、VIXの上昇は必ず自己実現するという構図になっていたように見える。かつてポートフォリオ・インシュランスがブラックマンデーを招いたのと同じ構図だ。これしか理由がないとすれば回復力もブラックマンデー後並みとなるか。

 昨日の記事では「カナリアのVIXがいい感じに上がってきているため、今週はVIXをみてリスクを調整しているリスクパリティファンドのリスク落としに警戒。逆に金利高とは言っても高々2.8であり、ファンダメンタルズは変わっていないため、リスクパリティが投げたら押し目買いをしても良さそうだ。2016年もそうだったが、2月は荒れることが多いため買いたい参加者は泰然と構えて良いだろう」の通りとなったと言えるだろう。EPSが伸びるから年末には必ず27000円だの10%だの言っている向きが増えていたが、だからと言って一直線に上がると信じ込んだ参加者は振り落とされた。

 ドル円は「これでドル円が米金利とも米株とも逆相関というチグハグな状態は、金曜を見ると米金利との逆相関からだけは解放された可能性がある。株との相関は回復しなさそうだが」としていたが、米金利の方が低下に転じてドル円は相関を保ちつつ大きく下げた。株と金利の正相関は回復したため、ドル円と株の相関も回復。あまりにも値動きが拡大して来たため、指数のサポートだのレジスタンスだのは意味がなくなっている。ドル円は時間足のリバースヘッドアンドショルダーの右肩をブレイクされてしまったため、底割れに警戒。

XPY
 S&P 500のETFの出来高は激増。ファンダメンタルズが大して変わらない中でVIXによる割高からの振り落としが行われているとすれば、長期目線で時間分散で拾い始めても良さそうだ。



この記事は投資行動を推奨するものではありません。