11/15発表の11月分ミシガン消費者信頼感指数は再びダダ滑りしている。長期的に見てもリーマンショックや欧州金融危機以来の低さでありリセッション前後以外にあまり見られない水準である。しかしこちらは前回の記事でも取り上げたように、ガソリンなどの生活必需品が値 ...
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中国経済は全面的な景気悪化が加速
中国景気について先月の記事では「どの切り口から見ても中国からはデフレーショナリーなストーリーしか出てこない。そもそも外需依存なので、レポートなどで惰性で「米中が牽引する経済回復」というワーディングを用いている人はそろそろ「中」の文字を削除すべきである」 ...
中国の経済データは見るべきものがない状態が続く
中国経済についてのアップデートをしばらく怠ってきたが、実際この間貿易戦争再開騒ぎ前に最後に言い残した「しばらくは中国発のポジティブなヘッドラインがあまりなさそうである」という状態が続いている。1-3月期には目覚ましい反発が一回あったが、その後はひたすら停滞 ...
中国の小売売上高も断崖のような下落を始める
他の指標が総崩れだった中でも一人堅調だった中国の小売売上高も、先々月、先月と成長率が急落している。本ブログでは反発気味だった9月に数字よりも遥かに悪い消費周りの雰囲気を紹介していたので、小売売上高の数字も時間差を付けて落ち込んでくるのは不自然ではない。高 ...
不動産支出に圧迫される中国の消費
本ブログはとかく重厚長大産業ウォッチに偏りがちだが、今回は中国の消費の衰退を取り上げてみようと思う。チャイナショックの時は中国の重厚長大産業は大きく減速したが、その減速をカバーしたのが10%増をキープした個人消費だった。当時はその堅調さゆえにデータの信憑性 ...
スタグフレーションという都市伝説
世界中が警戒した米国CPIが強めな数字となり、一方米国の小売売上高が予想よりも弱かったことから、急にスタグフレーションという言葉が飛び交い始めた。筆者に言わせるとたまたま同じタイミングで二つの数字が発表されたからにすぎないわけだが、ついこの間までデフレを心 ...