タグ:景況感

 中国景気について長らく更新していなかったが、基本的にこの間エキサイティングな話は何もない。2月時点で本ブログはその後の中国景気の展開を完全に規定していた。あれからコロナワクチン接種はハイペースで進んだものの、今度は変異種に対して中国開発ワクチンの効き目が ...

 世界経済がコロナショックから回復するにつれて米国の景況感も持ち直しており、直近のISM製造業は64.7と過去にない水準を付けている。コロナショックでは2020年4月分が41.5まで落ち込んでいた。ISMは前月比の景況感なので、一斉にリオープンするとなれば当然一様に先行き期 ...

 2月の中国公式PMIは製造業、非製造業ともに分岐点スレスレまで落ち込んでいる。 公式製造業PMIは毎年春節のある2月に前月比で落ち込む傾向があり過度に重視すべきではないという見方もできる。 サービス業の方は建設業が最も不調が目立ったが、本ブログでとりあげたよう ...

  ピクテ・アセットマネジメントが図で示したように中国の諸経済指標は引続き生産、投資系が全戻しする中で個人消費だけが戻りきれない状態が続いている。本ブログはコロナショック以来「中泰証券が中国失業率の闇を突っついてしまう」「ポストコロナに供給過多デフレに陥 ...

   中国の7月財新製造業PMIは52.8と2011年以来の高さとなっている。コロナショックで発射台も低くなっているであろうから2011年以来の景気の良さというわけではないと思われるが、それでも回復が著しいのは間違いない。外部環境の悪さもあって輸出受注は48.3といまだ減速 ...

 一足先にCOVID 19対策の経済活動停止から脱却した中国経済について、久々にアップデートしてみたいと思う。同日に発表されることが多く何かと比較されることが多い中国の鉱工業生産と小売売上高は、ロックダウン明けに鉱工業生産の方がさっさとプラス成長に戻っているのに ...

 シカゴPMIが一人悪い。10月にも同じように43.2まで落ち込んで市場に激震を走らせ、それがその後のISM製造業の低迷と整合的であったが、1月分は更に42.9と下値を掘った。元々この指数はISMよりボラティリティが高いためスルーされがちであったが、ISM製造業のMarkit PMI製造 ...

 米国の製造業景況感はちぐはぐなままである。Markit PMI(下図・青)が足元で反発している一方、ISM製造業(上図・青)は40台(景気が後退)で下値を掘り続けている。資産価格はもちろん後者を無視しているが、実際どちらが正解だったのだろうか。元々この手の景況感は鉱工 ...

 年末からS&P 500のメルトアップが続いている。1/15には米中貿易協議のフェーズ1が無事に締結された。今更目新しいグッドニュースでもなかったし、むしろ一部の人々には不満が残る内容であったが、当然そんなものは関係ない。不確実性がなくなったことが大事である。大々的 ...

 先週のS&P 500は中東の地政学リスクに振り回された一週間となった。イランによるイラク米軍基地への弾道ミサイル攻撃を受けて先物ベースではS&P 500は一時3200割れまで下落したが、例によって一瞬の押し目で終わり、現物ではその調整の痕跡すら見えず、指数の水準は3200台 ...

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